『摩耶詣』

 

R8.1.2
選ばれし花の明るき摩耶詣
         村瀬ふみや

花飾り二頭任され摩耶詣
         赤目作

摩耶詣花かんざしの刺しどころ処
         飯村祐知子

摩耶詣なばなさりさり鳴らしつつ
         桃園ユキチ

摩耶参りやんぐりやんぐと揺れる花
         駒水一生

高く低く揺るる花かご摩耶詣
         満生あをね

摩耶詣花が揺れれば尾も揺れて
         あなぐまはる

馬の背を軋む花かご摩耶詣
         ももたもも

嘶きを花かんざしへ摩耶詣
         ユリノキ

摩耶詣馬に花かご空に雲
         鬼ぐるみ

馬の背に色布と昆布摩耶詣
         洒落神戸

昆布より長き馬の尾摩耶詣
         ほろよい

大阪湾見晴るかす手の摩耶昆布
         元野おぺら

摩耶詣日を欲しいまま灘凪ぬ
         能瀬野風

摩耶詣果てて山の目開きけり
         広島じょーかーず

R8.1.9
法螺貝の強き濁音摩耶詣
         高原としなり

摩耶詣僧の諸手の掬ふ空
         駒村タクト

摩耶詣祝詞に飽きし仔馬の尾
         三月兎

摩耶詣尾の豊なる飾り馬
         小川さゆみ

お囃子をうなづくお馬摩耶詣
         葦屋蛙城

祓われて光る嘶き摩耶詣
         にゃん

馬の耳に捧ぐる祈り摩耶詣
         山本先生

閼伽御供のみづの明るき摩耶詣
         霧賀内蔵

たてがみのような雲だね摩耶詣
         ポコアポコ

たてがみに月まとはせて摩耶詣
         池之端モルト

馬の尾に月の来てゐる摩耶詣
         ギル

星と月溢れる寺を摩耶詣
         笑笑うさぎ

月と日の巡るあとさき摩耶詣
         川名まこと

『天』
荒波の遠く粉吹く摩耶昆布
         彼方ひらく

明日泥に塗れる馬身摩耶詣
         播磨陽子

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