『爽やか』
R8.9.25 爽かや風にすっぴんまかせゐる 井納蒼求 爽やかの爽やかならぬ爽の文字 城倉水山 爽やかな朝は朝だが八つ当たり 和脩志 爽やかにみづを讃へてゐる便器 髙田祥聖 竹ぽつくりぽくぽく爽かな乾き 西川由野 爽やかや風を含みし無垢の椅子 まさかわそう 爽やかや木々と語らふための椅子 いかちゃん よそもののわたし小川がさわやかです 石川穴空 風さやかすつくと首のばすボルゾイ 正念亭若知古 爽やかや無職へひかる潦 葦屋蛙城 にごり酢のあまやか愚陀佛庵さやか 岬ぷるうと 爽やかや空心菜の穴覗く うさぎやいわじろう 風呂敷へ爽かだけを相続す 天宮ほたて 爽やかに野垂れ死ぬかもなんて歌 湯屋ゆうや R8.10.2 爽やかに熊鈴ひゆんと脇を過ぐ 江口朔太郎 爽やかや脇は画板を挟むとこ 桜鯛みわ 爽やかに火起こす課外授業かな 藤白真語 爽かな校庭二日目の生理 天雅 爽やかの間の爽やかでない日 穂積天玲 トラックを降りて爽やかへと伸びを ヒマラヤで平謝り 爽やかな古道にJAFを待つてゐる 古賀 爽かやケーブルカーの好きな斜度 七瀬ゆきこ 枕木にひとつひとつの影さやか 藻玖珠 船団めく雲どのそこも爽やかに 黒子 はにわさはやか人は腐敗をくりかへし ギル 骨だけとなればさやけきひかりかな ひそか 爽やかにくぐるシンジャンティタンの尾 深山むらさき 『天』 爽やかや詩集の中を鳥百羽 明日ぱらこ